ロフトでタイムトラベル
ロフトに寝そべりながら本を読むのが至福の時です。
私の住んでいる家のロフトには小さな窓があり、空が見えます。天気の良い日も、雨の日も、空だけが見える窓というのはとても開放感があり、また現実に引き戻される心配もなく愉快なものです。
ロフトがある家に住んだことのある方はご存知だと思いますが、ロフトや屋根裏部屋というのは本来断熱空間であるため、何の空調もなしに快適に過ごせる期間というのは、四季を通して限られています。
それだけに、ブランケットも扇風機も無しでロフトで心地よく過ごせる時期というのはとても貴重で、その時期がやってくると、私は嬉々として、そそくさと、時間を作ってはロフトに籠城します。
ロフトで寛いでいると、何を考えていようとも、何の本を読んでいようとも考えの行き着くところは、こども時代の事です。
こどもはいつでも、何か特別な出来事を期待しています。
私の実家にはロフトはありませんが、屋根裏はあり、そこで過ごすことに憧れていました。時間が歪んだり、伸び縮みするとしたら、あの頃の自分と今ここにいる私は確実にとても近い場所にいるはずです。
そしていつも、こどもの頃の自分に想いを馳せながらする事はというと、「大丈夫、あなたが望んでいる未来はちゃんとこうやって実現しているし、あなたがそこで想像しているよりも遥かに鮮やかで、しかも深みがあるよ。」なんて念を送ってみたりしています。
今日は雨ですが、明日から暖かくなるそうです。今週も頑張るか。